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自立する iPad mini 4 が手放せない

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Apple イベントが目前だけど、おそらく無関係な iPad mini について振り返る。

初代の iPad mini が発表されたとき「気軽に情報を扱う端末としてはこのサイズが最もちょうどいいだろうな」と感じたけれど、3 までは仕様のどこかにいつも納得いかない点があったので手を出せずにいた。

...というのは表向きな理由で、そもそも自分の中での iPhone & iPad に対する必要性のなさ/熱の低さが主な原因。Mac とは雲泥の差がある。iPhone は 4s から機種変更することもないまま通話にしか使わなくなっていたし、iPad の使い道は以前いろいろ挙げた(→ 2015.9.11)けど「たまに使う、あったら便利な道具」という程度のものだった。

スタンドつけてみた

ところが、ちょっとした思いつきにより自分の中での iPad の地位は押し上がることになる。「スタンドを内蔵するタブレットが便利」という話を聞いたので手元にあった iPad 3 と DS スタンドを両面テープでくっつけてみたのだ。(やるなら自己責任で。)

自立するようになった iPad 3

するといろいろなメリットが見えてきた。

  • 見るにも操作するにも快適な角度で固定されるため、何かするたびにいちいち持ち上げる手間がなくなった。
  • 机を占有する面積が減った。タブレットは意外に場所を取る。
  • 本体とスタンドが一体化しているため、一つの物体を持ち上げるだけでどこに移動しても快適な環境を再現できる。
  • 必要ないときは折りたたむことができる。(ちょっと厚みがあるけど)
  • 置かずに使うときも手を引っ掛けて持ちやすい。

これは使える! もちろん iPad 3 は遅いし重いし大きすぎるし最新 iOS に切り捨てられたので最新モデルにしたい。

4

そんなときに登場したのが iPad mini 4 である。Retina ディスプレイでありながら初代よりも薄く、それでいて大容量なモデルが手頃な価格になった。性能もこれだけ上がれば実用的だろう。

SIM フリーモデルを購入。裏面のロゴも見ずに DS スタンドを貼ってしまったのは世界中で自分ぐらいだと思う。

...それから 1 年半以上使っているけど、もうこれは「なくてはならない存在」である。片手で持ち上げられてすぐ置ける。机の上はもちろん、ラップトップ PC と違って飛び跳ねた液体の入り込む隙間が少ないから台所や食卓にも安心して置けるし、いつでもそばでこちらを見上げるかわいいやつだ。

最近は iPad mini がフェードアウトする噂もあるけど、自分にはこのサイズ以外考えられない。快適なマルチタスク(Slide Over しか使わないけど)を実現しつつ外で取り出すにも邪魔にならない絶妙なサイズ。どうせ iPhone が大型化して操作するのに両手が必要なのであれば、むしろここまでスクリーンが大きい方がいい。でもこれより大きいと指が届かない範囲が増えてしまう。

安定したホールド
片手で持ちながら親指でスクロール
腕を持ち上げなくても指が上まで届く

ということで 9.7 インチや 10.5 インチでは代わりにはならないのだ。やめないで iPad mini...

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ちなみにこの DS スタンドは“ポケモンタイピング”という DS 用ソフトに付属してきたもの。タイピング練習ゲームなのでキーボードが付属するのだけど、これが何年も前に「格安で買える DS 用ソフトに高品質な Bluetooth キーボードがついてくる」と話題になった。それ目的で購入した人は少なくないはず。自分もその一人だった。

その一方で人々の記憶には残っていないであろうこの DS スタンドは、一見平凡な形をしているけれどもこれだって頑丈さに定評のある任天堂ハードウェア。当時の“社長が訊く”を読むと“クラッシャブルな構造”について触れられている。

このスタンドは3つの部品で構成されてるんですけど、もし誤って踏まれても危険な壊れ方をしないよう、 クラッシャブルな構造になっています。

最近でも Switch の裏面の簡易スタンドが取れやすいから「すぐ壊れる」「安っぽい」と話題になったけど、実は壊れる前提で作られているから長く使えるのだ。

iPad 3 に貼ったその日から 2 年近く毎日開け閉めしているヒンジ部分もまだ大丈夫。地味だけど高品質な樹脂製品だと思う。予備が欲しいところだけどもう手に入らないのが残念。

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