ひ to り go と

DrawIt と Sketch

MacSoft

Bohemian Coding による、グラフィックデザイナー向けのアプリケーション Sketch が大きく進化してバージョン 2 に。

もともとこの会社は DrawIt というアプリケーションを作っていた。
ベクタなオブジェクトに複数の属性を重ねてグラフィックを作っていくソフトで、単色やグラデーションによる塗り、線の描画といった基本的なものから、影、ふちのフェード、さらにはぼかしや変形、色調整などの Core Image フィルタまで、あらゆる要素を“Attributes”として同列に重ねることができる、機能や操作性については理想的なツールだった。

zumuya でもこれを購入して愛用しており、LandVolume のアイコンやスライダー、zumuya サイト全体のグラフィックなど幅広く作ってきた。
操作が直感的なので、思いついたアイデアを試すときにも重宝していた。

でもその高すぎる自由度からか、工夫して使わないと品質が悪くなってしまったり、オブジェクトやそれらの属性が増えると動作が重くなってしまうなど問題は多く、いつからかバージョンアップが止まってしまう。

DrawIt の姉妹品として Sketch というアプリケーションが登場していた。
DrawIt が画面表示グラフィック向けであるのに対して Sketch はイラスト作成用のツールだった。オブジェクトに指定できる属性の種類が限られているけど、キャンバスサイズは無限大。拡大表示では DrawIt のようにピクセルのギザギザは見えずスムーズに表示された。

当時の DrawIt のページには、両アプリケーションのコンセプト・用途がはっきり異なるということが書いてある。

If you really need the power of multiple stackable bitmap graphics, then use DrawIt. If that's not what you need, you're probably better off with Sketch. Also for schematic drawings we would recommend Sketch.

Sketch is fully vector-based though. Zooming in in DrawIt shows you its precise pixels whereas zooming in with Sketch produces smooth curves for vectors and text. As such, Sketch can also export to vector formats.

Sketch also excels when you need to create large documents; DrawIt was optimised for smaller documents, say up to 1024x1024. Other features that are unique to Sketch are its Infinite Canvas, Symbols, Multiple Pages and better slices and superior Text support.

ところが Sketch 1.3 で“ピクセルプレビュー”の機能が追加され、両アプリケーションの違いが曖昧に。DrawIt はどうなるの?と思っているとしばらくして開発の終了が発表される。

その記事では DrawIt を Sketch に統合する方針であることも伝えていて、それから数ヶ月... リリースされたのが Sketch 2 である。

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