ひ to り go と

iMac G4 の HDD を交換したら別物になった

MacHard

iMac G4 のハードディスクを交換した。人間の頭蓋骨の上半分を切り取って手術しているような恐ろしい光景なので、苦手な人に配慮して分解中の写真はなし。(撮り忘れた!)

また特殊ドライバ(中華)が活躍。T10 とか T15 のネジが使われているのだ。下の写真に写っているのはもともと入っていた方のハードディスク。

遅くてうるさいという誤解

この iMac は G4 プロセッサと液晶ディスプレイを採用した最初のモデルで、2002 年に発売された。当時としては貴重な「DVD を焼ける」SuperDrive を搭載していたし、800 MHz の G4 プロセッサは登場したばかりの OS X を動かすのに十分な性能のはずだった。

このマシンは OS X が 10.1 Puma から 10.4 Tiger になるまで OS アップグレードを重ねて使ってきた。指二本もあれば軽々と姿勢に合わせてディスプレイ位置を調節できるアームはとにかく快適で、この便利さを持った Mac & PC は後にも先にもない。たとえ今評判のいい LX アーム(→ 2012.7.30)を使ったとしてもここまで軽い力ですいすい動かすことはできない。

でも、悪い印象も大きく残っている。「遅くてうるさい」ことだ。何をするにもしばらく待たされてから動くし、動作中はクィーーーーンという不快な高音が部屋中に響く。

当時の Mac 雑誌のレビューに、動作音について「近づかないと気づかないレベル」なんて書いてあったけど絶対にウソだ!CPU 性能は OS X には明らかに足りないし、ファンの音はうるさすぎる。G4 が搭載される前のモデルはファンレスだったらしいのに、ファンが復活しただけでこんなにうるさくなるなんて。
...と、ある時点まで思っていた。

今ではみんな忘れているだろうけど、FireWire で接続できた頃の iPod は Mac に繋ぐと外付けハードディスクとして認識させることができ、さらに OS X をインストールしてそこから Mac を起動することができた。

Mac をスリープさせると iPod が給電されずにバッテリー駆動になるので実用的ではなかったのだけど、それを試して喜んでいるある日、ふと思いついて "Macintosh HD" をゴミ箱へドラッグしたのだ。起動ディスクではないのでもちろんマウント解除できる。それと同時に、部屋に鳴り響いていた大きな音がほぼ無音になったのだ。「原因はファンではなくてハードディスクだったのか!」

内蔵ハードディスクが明らかにハズレであることに気づいたのだけど、iMac G4 はその時点ではもうメインマシンの座にはいなかった。そうして 10 年近く過ぎるのである...

やっと本来の力を手にいれた

2014 年の最後になって必要な特殊ドライバを手にいれたことがきっかけとなり、交換することを決意。別のハードディスクが必要になるわけだけど、この Mac が認識できるのは 120 GB 以下で IDE 接続のものに限られる。

運良く、ちょうど 120 GB のものを、当時 PC 組み立てが趣味だった家族に譲ってもらえた!製造は 2004 年なのでこのマシンより 2 年も新しい。

交換したら、さっそく付属 CD から起動して OS 9.2 をインストール。

完了後、内蔵ディスクから起動してこれまたうるさい SuperDrive が空になると、体験したことのない静けさに包まれた。ほぼ無音!動作もキビキビしている気がする...

何年もハズレ HDD のせいで実力を知られることのないまま現役を引退してしまった iMac。このまま再び放置するのも申し訳ないので、あえて初期の OS X をインストールして、生まれ変わったこのマシンとともに当時の歴史を踏み直してみようと思う。次回は OS X 10.1 をインストール!(→ 2015.3.24

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